動画に知らない人が映ってたからこの人にだけモザイクをかけたい!
そんな時に使えるPowerDirectorの便利な機能が「モーショントラック」です。
モーショントラックとは動画上の動いている対象物を自動的に捉えて効果を付ける機能になります。

こんなかんじ!
PowerDirectorモーショントラックでモザイクをかける方法
動画を読み込みタイムラインに配置します。
配置した動画を選択し、ツールからモーショントラックをクリック。
別画面でモーショントラックが開きます。
動画の真ん中に選択ボックスが表示されます。

画面の左に手順が書いてあるから手順通りすすめていくよ!
動画の真ん中の選択ボックスでモザイクをかけたいところを選びます。
選択ボックスはドラッグで拡大縮小移動することができます。
この動画だとちょうど真ん中にあるのでモニターにあわせていきます。
「トラック」ボタンクリックすると動画が動き出しカメラが移動しても選択ボックスが追いかけてきてくれるのがわかります。
↓モニターが左に移動するのと一緒に選択ボックスも追いかけてきます。
ここで注意点!
だいたい追いかけてこなくてもいい箇所までついてくるのでモザイクのいらない場面はここで消しましょう。

ストーキングする選択ボックス

まだこの時点ではモザイクはかかってないよ
モザイクの不要な箇所を削除する方法
①選択ボックス(モザイク)をかけたくない箇所で動画を止めます。
プレビュー画面すぐ下の青い横線の△をドラッグしてながら動かして止めます。
すると下のタイムラインの赤い線も同じように動き止まります。
②1フレームのみをトラッキングをクリック。
タイムラインが分割?したようになります。
色が変わった所から先は必要ない箇所。ここからモザイクがなくなります。
削除とかはしなくても大丈夫です。
モザイクをかけたい場所が決まったので手順③にすすみます。
fxみたいなボタンをクリック
モザイクの他にもスポットライト・ぼかし・ガウス状のぼかしみたいな設定もあります。
設定が終わったらOKをクリックします。モーショントラック画面が閉じて通常の編集画面にもどります。
複数モザイクをかけるには?
複数モザイクをかけたい場合、まずは最初の手順通り一つにモザイクをかけます。
真ん中の看板にモザイクをかけました。
次にその下の+トラッカーを追加をクリックします。
トラッカー2が追加され二つ目の選択ボックスが表示されるのでまた同じ手順でモザイクをかけていきます。
これで複数の箇所にモザイクをかけることができました。
※左のように手順3でボタンが押せない場合はタイムラインの赤い線をドラッグして選択ボックスが表示されているところまでドラッグします。
右図の深緑の部分までですね。
モザイクを全て削除する方法
①モーショントラック画面・トラッカーの削除でモザイクの効果を削除することができます。
但し、一度モーショントラックを閉じてしまっていたらここでは削除ができないのようですので別の方法で削除します。
タイムラインを確認すると(エフェクト)特殊効果が適用されているのがわかります。
その上のエフェクトボタンを押して「モザイク」のチェックを外せばすべて解除されます。

この画面のキーフレームをいじれば編集もできるけど難しい・・・
モーショントラックで文字や画像もトラッキングできる
手順3のモザイク以外の他の機能も紹介します。
①左・Tのボタンはタイトルテキストの追加。文字のトラッキング機能。
②真ん中のイメージ・PIPオブジェクト・ビデオクリップの追加。画像や動画のトラッキング機能。
タイトルテキストの追加

ねこさん!
(フリー動画をお借りしました)
手順はモザイクと同じです。選択ボックスの位置を決めるのが難しいかも。
背景や境界線などの設定ができます。
モザイクのようなエフェクト効果と違うところは通常の編集画面に戻るとタイトルが新たに追加されているところです。(画像トラッキングも同じく)
文字を編集したい場合は、ダブルクリック→タイトルデザイナー、もしくはデザイナークリック
タイトルデザイナーで編集できます。
モザイクをサクッと一か所だけにかけたい一番簡単な方法
モザイクを一か所だけ、サクッと追加したい一番簡単な方法になります。
①モザイクをかけたい場面をあらかじめ分割します。
②エフェクトルームのモザイクでタイムライン上にドロップ&ドロップ(※検索で出てきます)
全体にモザイクがかかります。↓
④エフェクトをクリック
⑤【エフェクト設定画面】マスクタイプでボックスか円を選択。
⑥マスククリックでマスクの画面が表示。
モザイクの拡大縮小が行えます。
モザイクがかかりました。
ただしこのモザイクは動かないので動かすにはやはりモーショントラック、もしくはエフェクトのキーフレームで設定する必要があります。